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ミャンマー旅行記・コラム Travels・Column

初めてのミャンマー旅行

2011年9月 6泊7日 
ヤンゴン、バガン、インレー湖

DAY 1 ヤンゴン

国際空港のあるミャンマーの玄関口のヤンゴンは、あっちこっちに見えるパコダ(お寺)の、金色の装飾に『神秘的な仏教の国に来たのだと』心躍らせてくれます。

 町並みは昭和の日本?東京オリンピックの頃?的な感じで、初めてなのに何故か懐かしく感じて安心感もありました。 10年以上前の日本車が沢山走っていて、バスやトラックには、溢れんばかりの人が乗っていて、パワーと活気に満ちた刺激的な町です。

何処の国に行っても同じ様な、都会過ぎた感じが無くて、良い意味でまだ現代化されて無いのが凄く新鮮なのと、想像していた様な、『軍人さんがライフルを持って・・・』なんてのは、全く無くてセキュリティーも普通で、安全な国なのだと直ぐに感じました。

 

マーケットは朝一の様な賑わいでで、何もかもごちゃ混ぜな勢いで、見た事の無い魚や色鮮やかなフルーツにむき出しの肉や豆腐に練り物(お菓子?)から、下着やTシャツサンダルまで、ありとあらゆる物が騒然と並べて売られていました。

観光客より地元の人が多くて、言葉は分からない字も読めないながらも、それが何なのか? 1000チャットでどれだけ買えるのか?衛生的に大丈夫なのか?

リアルな生活感が有って全てが面白いです。キッチンさえ有れば、買って食べたい食材ばかりでした。

ホテルは「サミットパークビューホテル」で、凄く綺麗で涼しくて部屋も綺麗で、シャワーやアメニティーなども全く問題無く、プールまであるりっぱなホテル。 朝ご飯は洋中のビッフェで味も種類も大満足でした。

ミャンマーの代表的な寺院の「シュエダゴンパゴダ」の直ぐ近くでアクセスも最高でした。 「シュエダゴンパゴダ」は凄い大きさと、圧倒的な豪華さに言葉を無くしました。 見える物全てが、金・きん・ゴールドで出来ていて、眩し過ぎるくらいなのに、天辺やお釈迦様には、ダイヤやルビーの装飾もされてあって圧巻でした。

オレンジ色の布を巻いた僧侶だけでなく、普通の市民が大人子供も夕方涼しくなると集まり、お祈りをしている光景が、本当に普通に溶け込んで広がっていて、神秘的な感じでもあり心洗われる様な、有り難い気持ちにもなりました。

 

晩御飯は「ソーセージ&レストラン ASAGIRI」で、美味しい乾杯をしました。 日本と変わらないと言うレベルを超えて、日本より美味しいソーセージやスペアリブに、本格的なパスタまで、どれもほんとうに美味しかった。

 

物も十分に揃わないし電力も不安定な中で、ソーセージやパスタなどの、まだミャンマーに無い物を作りだして行く事に、現地の人などは、初めて触れるその料理がソーセージの基本パスタの基本になるのだから、興味深いのと凄く感動を覚えました。 どの料理も現地的なアレンジでは無くて、日本そのままな感がとても良くって、絶対に気に入って貰えると確信しまた。おまけに山崎のウイスキーまで飲めたので、ミャンマー初日は最高の夜でした。

 

DAY 2、3 バガン

ヤンゴンの空港を朝早く飛び立ち、ニャウンウー空港へ・・・・世界三大仏教遺跡の一つであるバガンへ行きました。 ほんまに田舎なんですが、プレハブ小屋の様な家や、デコボコな道を牛が普通に歩いていたり、壊れそうなバイクや自転車が走ってたりと、森の中にある町なんです。

砂漠のオアシスとか、アメリカの荒野に現れた街見たいな、古い映画を切り取った様な町並みが凄く嬉しいです。同じ国なのにヤンゴンとは全く別の町でした。 そんなバガンの田舎町に溶け込む様に、どこにでもパゴダが有るんですよ!

民家に並んで立ってたり店の裏に有ったり、畑や森林の中に有ったりと、何処に居ても回り中にパゴダが普通に、もの凄い数ありました。 馬車に乗って車の通れない様な森林の中を進むと、もうNHKのドキュメンタリー番組とかの様で、歴史と宗教的世界と大自然の共演で、ワクワク感が止まらなくなります。

綺麗に残ってる物もあれば、風化して壊れてしまった物、人が登れる様な大きな物から、背丈くらいの小さなものまで、3000以上は確認されてるそうです。 急な斜面を必死に登った「シュエサンドー」からは、360度広がる森林の中に散りばめられた様にそびえ立つパゴダが、綺麗すぎて人が作った人工的な感じを通り越して、神秘的な神の領域に思えました。

その散りばめられたパゴダが夕陽が沈むにつれて、茶色からオレンジ色に紫色に変わって行く様は、『写真では伝わらないだろうな~』と思う程の、幻想的な綺麗さで涙が溢れてしまう程、まるでショーを見ている様な素晴らしさでした。

ホテルは「ニャウンウータンデホテル」で、プール付きの緑に囲まれたガーデンに広がった、コテージタイプの部屋で静かな作りでした。 シャワーの水量が少ない以外は問題無しで、スタッフもとても親切で気持ち良かった。 晩御飯はホテル近くの繁華街で食べたのですが、地元の人も入るミャンマースタイルの屋台的なお店で、食材をチョイスして焼いてもらうBBQのお店に入ったんですが、シンプルな味付けで美味しかった。

 

ミャンマーではどの店でも1人1500円も出せば、食べきれなくなる程の量で、ほんまに凄く安くて美味しいです。

唐辛子の醤油着けの様な、緑の実には気をつけましょう・・・激辛です。 バカンは観光地なだけあって、道沿いには中華にインド料理など、小綺麗な観光客用のお店から、地元の若者が集まってTVを見ながらお茶や食事をしてる、ほんまに安そうなお店までいっぱい有りました。

ヤンゴンもそうでしたがここバカンも、騒いでたり変な客引きが居たりする事が無くて、夜歩いていても怖い事も全く無くて、治安の良さを感じました。

DAY 4、5 インレー湖

ニャウンウー空港からヘーホー空港に飛び、車にゆられて列車なんかも見ながら1時間走ると、

海抜1300mのインレー湖ボート乗り場に到着。そこから細いボートに乗り換えて湖上を1時間走ると、インレー湖の水上に「ゴールデンアイランドコテージ」に着きます。

この辺りは、水上に家や学校なども建て、水草などで水上に浮島を作り土を盛り、野菜などを栽培して、全てを水上で暮らす多数の部族の、珍しい暮らしに触れる事が出来ます。

水上で暮らすって簡単に言うけど、ほんまに有りえない様な暮らしをしていて、湖の水で全てをまかない、小さな子が船で登校してたり、人が作った浮島の畑に野菜が育ってたり、渡し板一つで民家が繋がってたり、『なぜなの?』と言いたくなる様な、信じられない光景の連続で、ディズニーランドのアトラクションの中に迷い込んだとしか思えない、不思議と驚きの連続でした。

また葉巻きや銀製品や機織りなど、凄く手の込んだ気の遠くなる様な手作業で作られる名産品の工場も、幾つか見て回り買い物もしました。

『昔は日本もこんな感じでやってただろう』と、見た事の無い世代なのに、何故か懐かしく思いました。 ボートで移動して水上のコテージで寝る、まる1日以上湖の上で生活すると言う、貴重な経験でしたが、現地の人の生活を見てるとそんな事は小さな事で、そこに有る物を最大限利用して便利な生活を生み出す事が、ごくごく普通な事に思えました。

ホテルの「ゴールデンアイランドコテージ」は、地上と変わらないサービスで、シャワーもトイレもクーラーも普通に有るし、レストランも有ります。 湖上を抜ける風が気持ち良くて、テラスから見える沈む夕陽が、水面に映りとても綺麗でした。

DAY 6 ヤンゴン

最後の夜はヤンゴンの街に戻り、美味しいかった「ソーセージ&レストラン ASAGIRI」で夕食をべて、マッサージをしてるのを見てホテルに帰り、最終日はお土産を買いに1番大きいマーケット「ボージョーアウンサン・マーケット」に行き、最後に空港近くのパゴダを見て、夕方に帰路につきました。

新しい物と古い物が程良く混ざり合っていて、『ミャンマーに行くなら今なのかなぁ?』と思います。 インレー湖や昔からの暮らしや、バカンの大自然もそうですし、ヤンゴンの町並みなんかも、国が発展するにつれて変わって来るだろうからね・・・ まだまだミャンマー事体が観光客慣れしてないので、不便な面も多々あるけど、それが発展途上の国に来たと思えて新鮮で良かった。

国中が色々な可能性を秘めていて、チャンスに溢れていて、街中がそのパワーに満ちて活気に溢れて、新しい時代を予感させていました。 いくつもの煌びやかな寺院を回り、色んなお釈迦さまを見て、そこにお参りする人々を見て、信じる事の素晴らしさを感じました。 そして仏教の教えを守る様に、正しく生きようとする、ミャンマーの国民性の様な物も見た様な気がします。

ミャンマーの人々は、優しい笑顔で温かみのある人が多く、写真を一緒に撮ろうとすると、恥ずかしがって逃げちゃう様な、控え目でシャイな印象を受けました。

今度は海岸沿いをツアーに入れて、絶対また行きたいと思います。 本当にタイムスリップした様な懐かしさと、信じられない様な光景と、神秘的な仏教とが混ざり合った素敵な国でした。

 

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