この度、日本の歌手「一青窈」様が、「Myanmar-Japan SEDA」(http://www.mmjpseda.org/)を通じてBuddha Dita孤児院への寄付を行ってくださいました。
弊社「WAZO TRAVELS」は、一青窈様のミャンマー旅行のアテンドをさせていただきました。2013年6月23日に無事引渡しが済みましたので、ここにご報告させていただきます。
一青様は、当協会と親交の深いWAZO travelを通じてプライベートで来緬されました。 “ミャンマーを感じたい”との意向で、バガン・マンダレー・インレー湖など、ミャンマー各地を訪れると共に、水祭りやミャンマー琴といった様々な文化にも大変興味を持っておられました。
ミャンマーには数多くの孤児院があります。 ある人は個人で、ある人はグループで、またある人は自身の誕生日に寄付を行うなど、孤児院を支える文化がミャンマーにはあります。 このお話に興味を持たれた一青様を、当協会会員が5年程前から寄付を続けているBuddha Dita孤児院にお連れしたことが始まりです。
当孤児院は、年々人数が増え、彼女達の寝る場所や勉強をする場所を確保することが難しくなってきております。そこで、現在新しい建物を増築しています。(寄付金が集まる毎に材料を購入して建築を進めるという形です。完成までにはまだまだ、時間を要します。) ここを訪れた一青様は、すぐに彼女達と仲良くなり、是非何かしたいと申し出てくださいました。
当施設代表者より、『新しい建物の建築にはまだまだ時間がかかりますが、トイレ部分だけでも先に完成させることができれば使うことができます。(トイレに関しては、これまで、川に垂れ流しの状態であり、衛生状態が非常に悪い点が問題点です。)』 その旨、お伝えすると快く寄付を引き受けて下さいました。
今回訪問した「Buddha-DITA」孤児院に対し、一青様より新建造物内トイレ施設4台と汚水タンク設置をSEDAを通じて寄付をして下さいました。
●ミャンマーでは住民の多数が仏教徒であり、仏教文化に育まれた寛容な精神風土は宗教施設や寺院への寄進ばかりでなく、貧困層を救済する社会的な施設への寄付行為を生み出しています。
● したがって、相互扶助活動や社会貢献活動は昔から日常的な行動様式としてミャンマーに根付いてきました。そうした自然なボランティア・スピリットがミャンマーには存在しています。
●しかし、尼さんの孤児院への寄付は集まりにくいというのが現状です。(お坊さんの方が位が高い、という認識が広く浸透しているため)
1.実施団体 ミャンマー・日本社会経済開発協会(MJ-SEDA)
2.支援名称 「Buddha-DITA孤児院」トイレ設置・汚水処理施設建設に伴う工事費寄付
3.支援実施地域 North Okkalapa , Township , Yangon. 「Buddha-DITA孤児院」
4.工事実施期間 2013年5 月9日 ~ 6月23日
5.寄付金額 総計:1,800,000 Kyats
内訳:トイレ設置費(4つ):780,000 kyats
汚水タンク設置費(1つ) : 1,020,000 kyats *材料費を含む
●当施設のトイレ・汚水タンク設置により、子供たちや尼さんの衛生意識・衛生状態の改善に結びついています。
● 子供達や尼さんはとても喜んでおられました。また、とても素敵に仕上がっていて驚いておりました。
●当協会の目的は、日本とミャンマーの架け橋になり、友好関係を築くための一助となることです。ビジネス・生活・文化、様々な部分でこれからも協力して行きたいと考えております。
●今回の寄付活動により、引き渡しの際に現地テレビ局の取材が入ったこともあり、今後より多くの寄付が集まればうれしく思います。
●当孤児院へは、学校校舎の建設や宿舎などへの工事費用がまだ必要とされています。当孤児院のみならず、その他多くの支援を必要としている孤児院や学校が多く残されています。今後とも、当協会をはじめ支援活動を続けていく次第であります。
●支援活動を通じて、SEDAを信頼し、工事完了まで忍耐を持って支援をしていただいたことは、当協会はじめ何より子供たちが一番喜んでおります。完成セレモニーでの子供たちの笑顔が何よりその証拠です。
●これまでのご支援に、心より感謝するとともに、今後のご発展をお祈りいたします。